栄養士だより(4月号)
お知らせ
春の日差しが心地よくなりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
まだ肌寒い日が続きますので、風邪など引かないようご注意くださいね。
寒い冬が終わり、その間に溜め込んだエネルギーを凝縮させて、一斉に芽吹く山菜類は、春の訪れをその香りで知らせてくれますね。
たけのこも山菜のひとつ。食感や香りは身体を冬の眠りから覚ましてくれるようです。
たけのこに含まれる栄養素で注目すべきは、なにといっても食物繊維です。食物繊維は体内で消化吸収できないため、「栄養素」としては当たりませんが、生活習慣病や動脈硬化などのいわゆる「現代病」を予防するひとつの手段としての「第6の栄養素」として、不足してはいけないものです。また、たけのこを茹でて冷やすと節の隙間などに付く白い粉状のものは、大事な栄養成分(アミノ酸)のひとつなので、取り除かずに食べてみて下さいね。
たけのこの他にも、今しか食べられないまさに「旬」の山菜を、存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。
管理栄養士 堀